
ピクセルは平面の正方形。ボクセルは立体のサイコロ(立法体)。

ピクセル(pixel)とは日本語では「画素」と呼ばれ、デジカメなどでよく耳にする言葉です。 定義はデジタル画像(平面)において、構成される最小の正方形の単位を示します。 画素数が多い(ピクセルがこまかい)と画像はこまかく美しく見えます。語源の由来はpicture element、またはpicture cellからの造語といわれています。
一方、ボクセル(voxel)とはデジタルデータの立体表現において、その最小の立法体(正規格子)の単位を示します。語源の由来は「volume(体積)」と「pixel(画素)」をあわせた合成語といわれています。
![]() ピクセルを示す模式図:画像は正方形の集まりで表現されている。
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ピクセル(左)とボクセル(右)のイメージ図:今でこそ医科用CTでは多列化(マルチスライスCTとなった)が進み、また歯科用CTではコーンビームで撮影されるため、いきなりボリュームデータが再構成されるようになったが、かつてはピクセルからなる1枚1枚のスライスデータを重ね合わせた後に補間処理を行うことで、ボクセルからなるボリュームデータが作成されていた。 |