ホーム » CTの基礎 » CTの進化論 » コリメータによりX線はコーン形状(円錐)ではなく四角錐

CTの基礎

コリメータで円錐から四角錐に

ここがポイント

検出器の形状でX線の形は変わる。FPDの場合はコリメータによって四角錐となる。

ボトム

 「医科用CTもコーンビームCT」をもう少し詳しくお話します。

 確かに管球からX線が放射されると、X線は円錐状(コーン状、cone)に広がります(図1)。このX線の形がコーンビームの言葉の由来といえます。しかし検出器の多くは円ではなく、例えば歯科用CTに搭載されているフラットパネル(FPD=flat panel detector)は四角い形をしています。そのため、検出器からはみ出したX線は不要なX線となります(図2の黄色部分)。 そこで、読影をしない不要なX線で患者さんに無駄な被曝をさせてはいけないので、管球の前に小窓の開いた鉛の板を設置してX線束の範囲を絞り込みます。このようにX線の絞り込みを目的として管球の前に存在する鉛の窓板のことを「コリメータ」または「ビームコリメータ」と言います(図3) 。

 こうすることで、患者さんには過不足のないX線を照射することになります。そして、実際のX線はコーンビームでも四角錐のコーン形状になります。

 

参考:collimate(英)
1)光学機器の視準(※)を合わせる。
2)~を平行にする。~を一直線にする
※視準=望遠鏡の軸の方向を調整すること。

コーンビームのイメージ
図1 コーンビームの言葉の由来
コーンビームのイメージ
図2 フラットパネルからはみ出た不要なX線(黄色)
X線を絞り込むコリメータ
図3 管球前のコリメータでX線は四角錐となる

CALL 光・レーザー臨床研究会

 
ページの先頭へ